スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

蘇るカリオストロ、『とある飛空士への追憶』

先日帰省した折、電車内にてひっさびさにライトノベルを読んだんです。
で、これがまたすごくいい。ラノベ、馬鹿にしちゃ、だめ、ぜったい。ですね。
犬村小六『とある飛空士への追憶』

LINK
文庫: 344ページ
発売日:2008/2/20

Amazonの内容紹介
「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」
レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。
次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。
そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?
...圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる! 蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。


と↑のように、身分の低い主人公がお姫様を守りつつ目的地を目指す、
そんな旅の中で芽生えるラブ!という非常に王道的なストーリー。

文章自体は非常に客観的で、割と淡々と進むのですが、逆に言えばテンポよく、盛り上がるシーンまで力を貯めて一気に解放する感じ。非常に読みやすい文章です。

ちょっとネタバレになりますが、王道の象徴的シーンがありまして。
WILD ARMSのセシリア、夏空カナタの茅羽耶、NARUTOのサクラなどでも見られる、「女の子が髪を切って決意を新たにする」という王道展開がこの話でもあるのですが、これがめちゃくちゃ清清しいのです。

ヒロインのファナは、身分の高い婿を迎えるためだけにお人形のように大切に育てられ、抗うことを知らなかった少女。現実や自分でさえも遠巻きに見ることによって、心を閉ざして都合の悪いことから目を背けてきたのですが、傷ついた飛空士を守るために、生まれ変わる決意をします。もう長い髪をバサッと。

で、人間が変わったかのようにヒロインが積極的になって、読者に激しいデレが襲い掛かってくるのですが、その変化・決意の美しさがもうね。おじさんやられちゃいましたね。生まれ変わりはかくあるべしっ!という感じで。

物語自体も、彼らの生き様も、一陣の風のように清清しく駆けていきます。
そしてラストのドラマティックな光景。
この作品、情景の表現が非常に上手くて、頭に美しい景色が広がることが多いのですが、中でもラストのドラマティックなシーンがたまらないのです。一生心に刻んでおきたくなる景色なんです。この景色さえ思い浮かべれば、どんな困難も乗り越えていけるッ!みたいな。マジでそんなシーン現実で出会いたいぜい。想いを糧にがんばっていきたいぜい。

著者はローマの休日+ラピュタを意識したと言ってるんですが、この読後感を私になりに考えるとカリオストロの城です。切ないんだけど、すっとした清清しさが勝っちゃうんです。

読み終わった後ね、おもわず駅のホームから見上げてました。
青くて自由な空をね・・・。
身分が低く虐げられる主人公飛空士と違って、現代には自由が溢れてるんですが、でもやっぱり自由じゃない。なかなか自由になれない。
将来金を貯めて、小型飛行機の免許でも取って、悠々と空を飛んでみたいなぁ。
何もない自由な空へ・・・。
スポンサーサイト

コメント

No title

へー、こんなラノベがあったんですか。
自分もまだまだでした!(←何が?


カリオストロといえば

「いや 奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」

という銭形のセリフですよね(*^_^*)

Re: No title

>◆ken10◆さん

名言ですね~とっつぁん!
なんでとっつぁんって呼び名なのか気になったんですが、不明でした
それを言わせたクラリスの献身的な愛が美しいのですよね。
非公開コメント
twitter
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
お世話になってます。
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

りひ   

Author:りひ   


ほどほどに神社が好き旅が好き漫画が好きゲームが好きな大学生。それぐらい。twitterでもボソボソ

↓のボタンを押していただけると、ランキングが上がって私がムスカ大佐に近づける仕組みです。
にほんブログ村 大学生日記ブログへ
blogram投票ボタン

FC2カウンター
ツール
あわせて読みたいブログパーツ Ferretアクセス解析
よく利用するSHOP
ナインテイルの侵攻が来たぞ!
管理人の好きなあれこれ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。